Kasayan Files

一昨日の日曜日

 一昨日の日曜日は、シーカヤックのレスキューやフォワードストロークの講習会をやっていました。因みに私のメインの仕事はシーカヤック屋なので、一応今回は仕事の話です。天気に恵まれ、水に浸かることが大前提のカヤックのレスキューの練習には絶好の日和でした。カエルやアダムスファミリーは晴れを良い天気とは思わないでしょうが、この場合晴天という意味です。
 少し専門的な話になってしまいますが、午前中はまずはパドルフロートの基本的な使い方から始め、ロープを補助に使う方法、裏返ったままのカヤックにリエントリーしてパドルフロートを補助にロールして起き上がる方法などを試してみました。パドルフロートは皆さん当然持っているのですが、意外と実際に使い方を試してみる機会は少ないのではないかと思います。それから、最も基本的なグループレスキューの方法の一つであるTXレスキューをお互いに試してみたり、シーウィングを付けて、カタログの写真のダグ・シンプソンの真似をして、カヤックの上で立ってみたりもしました。立てる程高い安定性の得られるシーウィングも、取り付け方は簡単そうなのですが、取り付け方法をしっかり心得ていなければ案外時間がかかってしまいます。どれも簡単そうなことばかりですが、持つだけ或いは手順を頭で覚えただけでで安心せずに、やはり実際に使い方ややり方を事前にしっかりマスターしておかなければなりません。たまにはこうした機会を作ってあまり面白くもないこともやっておく必要があります。

 こう書くと、真面目なインストラクターか「教えたがり」のようですが、実はこの「・・・講習」という言葉が私は非常に苦手です。自分も好きなカヤックを買っていただいたお客さん達と「ツーリングに行きましょう!」は良いのですが、改まって「・・・講習」や「私が先生、或いはガイドです。」みたいなのは、どうも自分にはおこがましい感じがして性に合わないと言うか、そんな雰囲気が私は非常に苦手なのです。しかし、皆さんに安全に楽しんでもらいたいと思うと、少しばかりの自分の知っていることをお教えする機会も必要なので、何か他に気の利いたタイトルはないものかと思いつつも、わかり易い「・・・講習」と銘打ったイベントも僭越ながらたまにはやっている次第です。
 かれこれ15年近くこの仕事をしているのですが、最初は疑問も抱かずに人並みにそうした企画も一生懸命やっていました。しかし次第に違和感を覚えるようになっていったので何故かと考えてみたのですが、自分の中でのシーカヤッキングとは、色々な意味で気軽で身軽なもので、お勉強や学校、体制、体系的に整えられたスポーツ、堅苦しかったり仰々しい雰囲気などとは正反対の世界に位置しているものなのです(あくまで私の中での話です。)。だから「・・・講習」のようにお勉強や学校を連想してしまう言葉にも違和感を抱いてしまうのかと思います。勉強やつまらない上下関係に拘る運動部が嫌いで海や山で遊んでいたのに、今更そんな雰囲気を自分の世界に持ち込まれても困惑してしまうというこでしょうか。

 昼は鋸南町の漁協が運営している「ばんや」という店に行きました。この辺りがテレビの旅番組で紹介される場合は、必ずと言っていいほど登場する店です。かなり大きな店ですが、天気が良かったせいか物凄い人出で、待ち時間も長くて結構長い昼休憩になってしまいました。

 「昼飯の後はすぐ泳いではいけません。」と子供の頃から言われていました。人に注意などされなくても、アナゴの天ぷらを食べた後にカヤックに乗ったままひっくり返るなど、想像しただけでも気持ち悪いものです。午後は、効率の良いフォワードストロークについての再確認のようなことなどをしました。こんなことを意識して漕ぐと、正しい歩き方を意識し過ぎるとなんだかロボットみたいな動きになってしまうのと同じで、変に動きがギクシャクして可笑しいものです。絶対に正しい漕ぎ方なんてのもないと思うし、疲れたりどこか痛くなるような場合に、たまに思い出して確認してみるくらいで十分だと私は思います。身近な場所で十分です。練習したり人の後をついて行くことより、自分のツーリングに出かけることが何より練習になり、楽しいかと思います。またパドリングの技術を順を追ってきっちり正確に覚えていかなければならない必要性も全くないと私は思っています。しっかりとした技術を持ち合わせたインストラクターもいて、そうした人達に順を追って習うことが合理的なことは認めます。しかし、そうした技術体系のようなものは、他人に教える場合に合理的だから確立されているのであって、普通の人が皆それをなぞらなければシーカヤッキングを楽しむことができないというものではないのです。人それぞれ合ったやり方で楽しめるのがシーカヤッキングです。本物も偽者もありゃしません。自然に大して驕らないことが一番大切です。

 カヤックの片付けも終わってのんびりしていると、全く写真を撮っていなかったことに気付きました。下の写真は日も暮れて人影も消えた勝山の海岸から望む、浮島です。




 今日も天気が良いので、一旦仕事を片付けて波乗りをしてきます。草刈もしなければならないのですが・・・。
  1. 2007/06/19(火) 12:29:15|
  2. シーカヤック
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行かれなくて残念でした

このあいだの土日は仕事で登山だったので行かれずに残念でした。久しぶりの無雪期登山で、「地獄の標高差800mひたすら階段登山」だったので、ひざ下の筋肉痛で丸二日間苦しんでいます。山頂からの景色は申し分なかったのですが、海でシーウイングで遊んでみたかったなぁと思います。

ばんやで昼飯を食べてしまうと、PFDがきつくて、私はカヤックに乗らなくても気持悪くなってしまいます。
  1. URL |
  2. 2007/06/19(火) 20:14:09 |
  3. そめの #ED.gKap2
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Welcome to The Kasayan Files!

Rockford Files(邦題ロックフォードの事件メモ)という探偵もののドラマがありました。それが大好きだったので、タイトルを真似して
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因みに「コロンボ」も松田優作の「探偵物語」も勿論大好きでした。現在はモンクです。
しかし、このブログの内容は探偵ものとは全く関係ありません。

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